ベトナム在住 大学生社会人 22歳

ベトナムに在住している大学休学中の22歳です

自己啓発よりも小説の方が役に立つ

日本からホーチミンに帰る際フライト時間は約6時間です。
ホーチミンまで6時間座りっぱなしはどうしても耐えられないので空港の本屋へいきました。

何か面白そうな本はないかと探していると「億男」という本が目に入りました。
以前からどこの本屋でもピックアップされていて僕の記憶に残っている本です。
しかも10月に映画化もされるとのことなのでたくさんの本屋で宣伝され、持ち上げられているならばハズレはないだろうと予測して購入しました。

加えて2冊ほど小説を購入して飛行機に搭乗しました。

補足ですが僕は元々本を読むのが好きです。

以前までは自己啓発だったり、知識が身につくような本を好んで読んでいましたが最近ではもっぱら小説をたくさん読むようにしています。

それは去年カナダに住んでいた時に友人であり尊敬しているSさんから言われた言葉がキッカケで
自己啓発本などはもちろんたくさんの良いことが書いてある。

でも書いてあることを覚えていて日常生活で実践できる人は数少ないと僕は思う。

頭で覚えて心は覚えていないからだと僕は思う。

反対に小説は物語に心の底から感情移入するから小説の中で何か学びを見つけると頭と心で覚える。

だから書いてあったことを覚えていて実践しやすい。

心に残る文章を読んだ時の場所、雰囲気、気温、自分の気持ちまで全て覚えてることもあるから記憶に定着しやすい。」

Sさんから言われて今までを振り返ると確かに自己啓発本の言葉よりも小説の言葉、本に対しての感想の方が自分に残っていると僕は思います。

自己啓発よりも小説の方が人生で役に立つと僕は考えます。

確かに自己啓発はすごく実用的でわかりやすい本だと僕は思います。

しかし読み終えて実際の生活で実用している人はすごく少ないと僕は考えます。(人によると思うが。)

それなら小説を読んで、感情豊かになり、少しでも語彙力を増やした方が人生で実用的だと僕は考えます。

僕の勝手な経験だが小説をたくさん読んでいる人は話していて表現が豊かで、語彙力が多いです。知的に話せる人が多いと僕は考えます。

知的に話せると何がいいかと言うと説得力がある人間にみえると僕は考える。説得力があると話が伝わりやすいと僕は思います。

(あくまで僕自身の意見なので"僕は〜"とつけさせてもらった)

僕はSさんの意見に納得してそこからは主に小説を読んでいます。(小説を中心に読んでいるだけで他のジャンルの本も読んでいます)

飛行機に搭乗した後は「億男」を1時間半ほどで読み終えました。
率直な感想は僕にはあまりハマらなかったです。(なぜハマらなかったかは後で書くきます)
アウトプットのために読んだ感想を書いてみようと思います。
まだ読んでない人はネタバレ注意してください。
「億男」はタイトルからも多くの方が予想できる通りお金に関しての本でした。
本の最大のテーマは「お金で人の幸せは手に入るのか?」
ある日3億円という大金を手に入れた主人公が「お金」「幸せ」とは何なのか?を追求する物語。

 

 

 

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本を読んでの自分の感想、要約。
・多くの人たちは自分の心を満たすために自分が欲しいモノで心を満たそうとする。
欲しいモノを手にれるためにたくさんのお金を稼ごうとする。実際にお金を稼ぎ欲しいモノが手に入ったら人は心の安らぎ、幸せは得ることはできる。しかし、効果は一瞬である。長くは続かない。本当に人の心を満たしてくれるのはもっと身近にある。人の信頼こそが人の心が最も欲しているモノである。人の信用を形に変えたのがお金、人はお金を信用して使っている。お金を手に入れれば入れるほど人は多くの恐怖、不安が生まれてきて人に信用されない、人を信用できなくなる。人は結局はお金、モノよりも人を信じるしかない。心を満たしてくれるのはお金やモノではない。

人に信じられる、人を信じることによって人の心は満たされる。でも僕は今書いたことを理解、判断できるほどお金を稼いできたわけではないから”今の”僕にはハマらなかったと考える。お金を稼いで欲しいモノを全て手に入れた3年後、5年後に読むと今とは違った感想がでてくると僕は考える。

以上はが僕の感想です。「億男」を読んで僕が考えたことです。
おそらくまだ「億男」を読んだことがない人にとってはあまりしっくりこないと思います。
面白い本だったので興味がある人はぜひ本屋で手に取ってほしいと思います。

最後に
「人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ」
チャップリン

「億男」の中で何度か出てきた言葉です。僕は気に入りました。